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感想を書く。SF、ミステリ、それ以外について。

日本文学

町田康『ゴランノスポン』感想

それぞれがそれぞれとしてそこにある。それこそが素晴らしい。空が美しい。感謝。

澁澤龍彦『魔法のランプ』感想

これを完全に成熟した、高貴な金属にまで成長させてやらねばならぬ。そのために手を貸してやらねばならぬ。これが錬金術の目的である、と。

柴田元幸/高橋源一郎『小説の読み方、書き方、訳し方』感想

「固体」としての小説があり、「気体」としての小説があり、「液体」としての小説がある。だが、それらは、もちろん、バラバラに存在しているのではあるまい。もしかしたら、それらは、「ひとつのより大きい」なにかの破片なのかもしれない。

高橋源一郎『銀河鉄道の彼方に』感想

「ではみなさんは、そういうふうに川だといわれたり、乳の流れたあとだといわれたりした、このぼんやりと白いものがほんとうは何かご承知ですか」